ヘアアイロンによるダメージの特徴と熱ダメージを最小限に抑える方法
こんにちは!池袋ルルーの黒須です。
高温のヘアアイロンなどでクセを伸ばしたり、巻いたりしている方って多いと思います。
良くアイロンを使っているお客様の髪を触った時点で「アイロンのダメージだ!」ってなんとなくわかります。
カラーやパーマのダメージと比べて手触りが少し違うんです。
通常のダメージよりも、ゴワゴワして髪が硬くてまとまりにくいような感覚のダメージです。
この硬い感じが熱のダメージの特徴なのですが、何となく収まりが悪かったり、扱いにくさが出てきてしまったりします。
これが高温によるダメージの特徴です。
髪はタンパク質でできているので、良く卵に例えられることが多いのですが
生卵は熱を加えると、硬くなると思います
髪のタンパク質も同じで熱によって硬くなってしまうのです。
この硬くなってしまったタンパク質が原因で髪のゴワゴワ感が出てきてしまいます。
熱のダメージはとても厄介で、一度硬くなってしまったタンパク質は元の状態に戻すことができなくなってしまいます。
たとえトリートメントをして一時的にサラサラ感が戻って来ても、タンパク質の硬さがなくなった訳ではありません。
また、タンパク質が硬くなってしまうと光の透過率が変わってしまい、カラーをした際にアイロンを良く通す部分だけ、透明感が出にくくなってしまい、色ムラやくすんだ色のヘアカラーになってしまいます。
高温のアイロンを普段から使っている方は注意が必要です。
特に気をつけたいことは
・オイルなどのプロテクト効果のある洗い流さないトリートメントを使う
・なるべく低めの温度設定で使う(高くても150~160℃以下)
・髪が濡れた状態での使用はNG
・一度に何回も同じ場所にアイロンを通さない
・髪を挟んだまま時間をおかない
・あまり強く引っ張らない。(枝毛・切れ毛の原因になるので特に毛先はまとめてやさしく!)
アイロンやコテを使う場合は以上のことをなるべく守るようにしましょう。
熱によるダメージが進んでしまうとトリートメントの効果を感じにくくなってしまいます。
熱のダメージが出てしまうとカットをするまでずっと付き合うようになってしまいますので、特に伸ばしている方は注意をしましょう。
池袋ルルー 黒須孝宏